先日の台風15号の猛烈な暴風雨による被害で、壊滅的な状態に陥った静岡在来種は、現在実をつけ始めています。
静岡在来のソバを栽培したくて手に入れた量がごくわずかの5g!たいへん貴重な種ですので、丁寧に畑を耕して施肥をしました。発芽した時は、わが子ができたかのような感動を覚えたことを思い出します。
しかし、ちょうど本葉が出始めたころでしたが、猛烈な台風の影響でほとんど根こそぎ吹き飛ばされてしまい、愕然としました。かろうじて残った株は数本ありましたので、土寄せをして大切に大切に育てて来ました。
ソバの花は受粉率が低いので、今回のように少ない株で、しかも株間が1mほど離れていますので、全滅してしまうかもしれません。短柱花と長柱花が咲いていることを確認したうえで、毛筆の穂先を使って受粉作業を人工的に行いました。
今日、実が付いたことを確認しましたので、少しホッとしました。